GPIF

本日の黒田日銀総裁の会見も特に無難にこなしたというか
わかりにくさで、逃げたって印象でしたね。

相変わらず、物価上昇率２％にこだわる姿勢は変わらずでしたが
２０１５年の物価上昇率を1％に昨年10月時点での見通しから
さらに引き下げた形になっていて、そんな状態だったら、
「まだ緩和策が必要でしょう」っていう
マーケットからの追加緩和に対する期待は、まだまだ残るので、
何もしないと、さらに株安、円安の催促相場になっていきそうですな。

ただ、日銀は、引き続き円安にしていくと、物価はいやでもあがっていくので、
原油安という要因さえなんとかなれば、２％は確実とみているのでしょう。

でも、このままだったら、円高の流れじゃんなんて思うんですけど、
そこは、やけに自信ありげな黒田さん。

その円安への自信の根拠の代表格がGPIFの外国債などの
いわゆる外もの商品への投資となるようです。

昨年から、外もの投資金額を１４兆円としていて、４兆円は投資済みらしいので
２０１５年には、予定として、残り10兆円規模の外物への投資が実行される
とのことです。
結構、為替市場にもインパクトあるものですね。

株式市場にも、全部で10兆円は流入するとの予定でしたので、
今年も下がったところで、ETFをバンバン買っているのは周知のことでしょう。

それに加えて、欧州の有名なヘッジファンドのブレバンハワードってところが
いままで、日経先物を売ってたらしいが、今週の月曜日から、買いに転じたとのこと
週初からの上昇は、この動きによる影響も結構あったらしい。

こういう情報から、今年は、ドル円も株も下がったら買う戦略でいいかもしれませんが
相場はわかりませんから、決めつけはよくないですね。

そんな情報がありながらも、日経先物は、売りサイン待ちです。


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